東京教会 問題の全貌-真相究明Ⅰ
1.真相究明委員会の発足とさらなる不正の発見
「先生、私が不正を犯しました。悪いことはできませんね...。水曜日に臨時堂会で辞表を出して、韓国に帰ります」と自身の不正を告白した林氏が、その翌日言葉を翻して、担任牧師の指示によって不正を行ったと噂を言いふらした。
濡れ衣を着せられた金海奎牧師は、こんな状態ではこれ以上説教をすることはできないと述べ、2月3日開かれた臨時諸職会で、自分の濡れ衣を晴らしてくれるよう信徒らに求めた。
しかし、「私たちは先生の潔白を信じますから、説教は続けてください」という諸職たちの要望があったので、金海奎牧師はこれを受け入れることにし、不正指示説と開票不正の内幕を明白に調査してくれるよう諸職たちに求めて、その場で真相究明委員会が立ち上げられた。
真相究明委員会の委員長には、鄭鐘實名誉長老が任命され、委員には長老選挙での異常を見抜いて再開票を要求した羅炳燮執事の他、金涇準執事(当時)、崔正濬執事、宋基鍾執事、李恵英勧士、李潤炅執事などが立てられた。
真相究明委員会は、6度にわたり投票用紙を再検査して不正の実態を分析して把握し、エクセルやPPTなどの資料にまとめ信徒たちに報告する準備をした。
また、すべての長老と関係者にインタビューを行うなど、ひと月近くにわたって調査を進め、3月3日、堂会に結果を報告した。
そして3月10日と17日の主日2回にわたって、臨時諸職会の席で信徒らに調査結果を報告した。
3月10日の諸職会は4時間にわたる長丁場となった。堂会報告、会計報告の後、真相究明委員会の説明が行われた。
真相究明委員会の調査結果は、驚き戸惑うものだった。なぜなら、林長老の不正以外にも3件の不正が新たに発見されたからだ。
しかし不正を告白したのは林長老一人だった。彼は、自分ひとりで行い、2次投票から始めた、すべての責任を負って辞任し韓国に帰るから、再開票はしないでほしいとお願いしていた。
しかし、再開票を免れなくなると、金海奎牧師の指示でやったと濡れ衣を着せたのだった。
新たに見つかった不正は、
1)林栢生長老と同じ組だった金日煥長老の記録の違いと計数違い
2)朴栽世長老の集計違い
3)全三郎長老の組の計数違い
である。
関わった長老たちは一様に、自分は知らないことだと白を切った。
また、自分たちが不正とは無関係だという主張を合理化するため、お互いに手を組んで、金海奎牧師に関する別の疑惑を作り出した。
インクの鑑定をすべきだ、筆跡鑑定をしよう、投票用紙が無断で動かされて不正が明らかになるように仕組まれた、等々...
トンミモという違法サイトを使って、卑怯にもハンドルネームに身を隠し、ありとあらゆる汚らわしいデマを流し、信徒たちを惑わし、教会の内外で金海奎牧師を攻撃した。
次の記事で、林栢生長老の不正とその他に明らかにされた3件の不正について、当時諸職会
で報告した資料を添付して、一件ごとに詳細を説明する。