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東京教会 問題の全貌―背後勢力

5.背後勢力の存在

1月28日月曜日、林栢生長老(以後、林氏とする)は担任牧師を訪ねていき、告白することがあると言った。

林氏は「悪いことはするもんじゃない。自分が不正を犯したのだから、全ての責任を取って辞任する。だから教会がこれ以上混乱しないよう再開票はしないでほしい」と話した。

当時林氏の妻、金英子勧士は「夫がこんなことをして、私は恥ずかしくてたまらない。自殺したい。韓国に帰ってもう戻らない」などど、電話口で泣きながら金海奎牧師に謝罪し、他にも何人かに電話をしていた。

しかし林氏は果たして、自分が犯した大きな罪に気づいて、悔い改めて罪を告白したのだろうか?

これまでの過程を振り返ってみよう。

1月20日(日) 長老選挙

1月24日(水) 文書による一度目の再開票要求

1月27日(日) 再開票要求の棄却、それを受けての再開票必要性説得

1月28日(月) 林氏の告白

1月30日(水) 正式文書による二度目の再開票要求

1月30日(水) 林氏の重大発言と堂会員による再開票

1月30日の臨時堂会で謝罪し辞職すると言っていた林氏が、突然「再開票をするな、再開票をするなら重大発言をする」と脅迫し、この時堂会員は全員驚き呆れかえった。

再開票はする、重大発表とは何なのか話すようにいうと、堂会員たち、とりわけ金榮千長老のインタビューからわかるように、林氏はしどろもどろともいえる、つじつまの合わない話を展開し、最後に、「不正は担任牧師の指示によるものだった」と発言した。

当時、同席した堂会員のみならず多くの人たちがその発言を聞いて、「誰かが背後にいるのではないか?」「何か裏があるようだ」と推理をしたのは自然なことだった。

キリスト教インターネット新聞の『クリスチャン・トゥデイ』は、東京教会の問題を取り上げた記事で、関東地方会関係者との対談の中で慎重に、その影について触れている。

もし、林氏がほんとうに罪を知り悔い改めたのなら、あえて再開票をしないでくれと頼む必要はない。自身の不正を告白したのだから、再開票をしたとしても、自分の告白通り不正が明らかにされるだけだ。

また「不正は担任牧師の指示によるものだった」と発言することで、林氏個人が得る利は何もない。

むしろ「70にもなる人が、誰かが指示すれば不正を犯すのか?」まして「長老ともあろう人が、牧師が指示したからと言って不正を働くとは言語道断だ」という厳しい叱責が増すばかりだ。

林氏にそれが分からなかっただろうか?いや、普通わからないわけがない。だとすればなぜか?

その時、林氏はすでに一人ではなかったのだ。

彼には、自分が不正についての責任を一身に負うことで、他の不正が明るみに出ないようにしなければならないという「大義名分」があったのだと思われる。

そのため初めから再開票をしないでほしいと頼み、金日煥長老のインタビュ―内容からわかるように、林氏自身が一人で全候補の票をいじったと言ったのだ。

しかし、それが功を奏さず、再開票を止めることができなくなると、さらに強い手に出た。

再開票をするなら、重大発言をするという脅迫だ。

だから「教会に大きな混乱を引き起こすから、再開票はしないでほしい」と言う言葉には、それなりの深い意味が含まれていたわけだ。この点はしっかり押さえて置きたい。

つまりは、必ずや再開票を阻止しなければならない目的があったのだ。さらなる不正が明るみに出ないようにするという目的!

おそらく金日煥長老をかばって彼の不正を隠そうとしたのではないだろう。

その理由は前にも触れたとおり、金日煥長老の態度にある。

金日煥長老は、自分は林氏とあまり親しくないと強調し、林氏と同じ組だったから自分の誤りが注目されて、他の人の誤りが見過ごされるのではと焦って、

「ほかの異常も明確に調べて明らかにしてほしい」「一票ぐらいならミスはありうるが、7票、8票以上の違いならミスとは見れない、それは明らかに不正だ」とインタビューでも、諸職会でも言っている。そこからは何の関係性も見いだせない。

また、全三郎長老の不正を伏せるためでもないだろう。

なぜなら、林長老をすぐに除名にしようと、真っ先に強く主張したのが全三郎長老だったからだ。この二人には、当時の不正をめぐっては何のかかわりも見受けられない。

であれば、残るは朴栽世長老だ。

しかし、朴栽世長老はインタビューの冒頭から、林長老とは全く付き合いが無いことを強調している。2年程前から林氏とは話もほとんどしていないと…、知ってる人は知っていると…とても嫌っているということ知らせたい感じだった。こんな朴長老を林氏が守ろうとする理由はない。

そうだ。林氏個人としては、この3人の不正を隠そうとする理由がない。では、彼の発言通り、教会に大きな混乱を起こさないため? 違う。彼は自分の口で「教会を混乱させるため不正を犯した」と言った人間だ。

不正を働いた長老たち、一人ひとりはお互いをかばいあう気持ちは全く無いように見える。

しかし、彼らを使って目的を果たそうとする別の人間がいるとしたら、話は違ってくる。

それから数日後、彼らは同志となり、一つの目標に向けしっかりと団結することになる。

すなわち「この機会に、どんな手を使ってでも金海奎牧師を追い出そう」と言う目標のもと互いに味方となったと思われる。

ここに「黒幕」の影が見えてくる。

全ての不正が暴かれ、東京教会堂会内に支持勢力となる者がいなくなると困る人物。

初めから金海奎牧師が東京教会に踏み入れないようにするため、教団の加入考試を受けさせなくしたものの、東京教会信徒たちの強い意志により失敗に終わり、一歩後退するしかなかった人物。

使いやすい人物を選んで、長老に当選させ堂会に入らせようと画策した人物。

今回の事件では、ひとまず林氏に責任を負わせて辞任させ、選挙不正の全貌を隠し、後に改めて事を進めようとした人物が、いるのだ!

黒幕の存在については、先にも述べた通り、金海奎牧師に免職判決を下した総会の判決文でも、その存在が言及されている。

〈総会判決文〉より引用

…(略)なお、林長老がなぜ不正開票を行ったのか、誰かからの指示によるのか、あるいは、誰かと共謀して行ったのか、なぜ金牧師を巻き込もうとしたのかについては、当治理委員会が調査して認定すべき事実関係ではないと思料する。…(略)

…(略)東京教会堂会は金牧師が赴任する前から分裂していたこと、関東地方会の人間関係(勢力関係)がこの問題の裏に微妙に反映しており、これらはすべて金牧師の責任とは言えないことなど…(略)

公同議会で起こった不正なので、公同議会で全信徒の意思に沿って明確に事を処理すべきだという金海奎牧師の原則の前に、彼らは今度こそ、金海奎牧師を完全に排除しなければと決心したのだ。

しかし、

過ちを犯した者が正直に過ちを認めて悔い改め、信徒たちの前で謝罪し、信徒たちの納得できる相応の処分を受けたなら、皆がともに悔い改め、互いに愛をもって許し合おうと説く聖書の教えに従おうとする東京教会の信徒たちの想いは、何人も揺るがすことはできない。


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