top of page
おすすめ掲示物

東京教会 問題の全貌-牧師の起訴

10.地方会治理部、金海奎牧師を起訴

関東地方会治理部は、その権力をかさに強行した2度の参考人陳述の後、金海奎牧師を被告として正式に起訴した。

先にも述べたが、治理部長の金根湜牧師はこちらの説明はまともに聞こうともせず、自分の質問に「はい」「いいえ」でのみ答えろと、強圧的な調査を行い、ひどい侮辱感まで与えた。

なぜそこまでしなければならないのか、牧師ともあろう人がどうしてそんなことをできるのか、本当に疑問だ。

そうした調査の末、治理部は6つの事項にまとめて起訴状を作成した。

9月23日付関東地方会の起訴状の内容を要約すると次のとおりだ。

1.被告人は2013年4月7日の公同議会で長老信任投票を実施したが、これは教団の

   憲法が規定していない違法行為であり、憲法の精神に反するものである。

2.被告人は関東地方会の総代を独断で選任した。

3.被告人は有権解釈を真っ向から否定し、地方会総会が停会となる事態を招いた。

4.被告人は総代たちを招集して、公同議会の決定に反する言動をしたら、治理すると

  脅した。これは良心の自由を規定する総会憲法の1条に違反するものである。

5.被告人は林栢生長老に治理会への出席要求もせず、弁明の機会も与えず、除名と

  するなど、総会の裁判規定を違反した。

6.上記、事件に伴う真相究明委員会の結果報告、原告らの控訴、提訴などを治理する

にあたっても教団憲法と裁判規定を違反しており、上会の合法的指導に背いている

起訴項目の2,3,4は全三郎長老の2度目の提訴状の1,2,3番と完全に一致する。

治理部の要求に合わせて、もしくは治理部の指導を受けて、提訴状が作成されたものだったことを物語っていると言えよう。提訴状の文言をそのまま、起訴状にも書いていることを見ても、起訴をするために作成された提訴状であることが見て取れるし、東京教会内部の政治勢力による提訴に地方会政治勢力が関与していることを否定できないだろう。

なぜなら、調査をきちんとしたのであれば、こんな起訴内容は到底挙げられるはずがないからだ。

起訴状作成前の、治理部の調査の過程で示したように、彼らは被告側の証人たちを罪人のようにぞんざいに扱い、公正な調査をするどころか、有罪を前もって決めていたようだ。

全ての罪状が、金海奎牧師の東京教会堂会長としての権限をはく奪するために、無理矢理作られたことが見て取れる。添付のスライドの映像は2013年11月の臨時公同議会で、劉大根長老が信徒たちに、状況説明した時の資料だ

治理部は10月7日金海奎牧師欠席のまま初審理を強行した。金海奎牧師は、初審理は延期してほしいと要請し、彼らは口頭では承諾していたのだが、何の予告もなく当初予定した日程に審理を行ったのである。

〈クリスチャン・トゥデイ紙記事から抜粋〉

関東地方会治理部が金海奎牧師個人を起訴で物議

東京教会「全信徒説明会」で糾弾、脱退の声も[10.07.2013]

在日大韓基督教会関東地方会治理部(部長金根湜牧師)が東京教会の長老選挙の不正に関与したとみられる長老たちを治理する中、教団の母親教会である東京教会の担任牧師の金海奎牧師を起訴(罪名:在日大韓基督教会の憲法違反及び在日大韓基督教会戒規、裁判規定違反)、裁判を行うとしたことで論議が起こっている。

1次治理会である東京教会堂会と公同議会が決定したことに対して、3人の長老(林柏生・全三朗・金日煥長老)が控訴及び提訴した内容に基づき、東京教会の堂会長としてではなく金海奎牧師個人を被告人として治理部が起訴し、裁判を行うと通告したのである。

東京教会はこれについて6日(主日)の午後3時20分頃、教会の礼拝堂で、「全信徒対象説明会」を開いた。治理及び裁判は7日(月)の午後3時に行われる。

この日の説明会では、東京教会堂会長である金海奎牧師が進行を務め、起訴状をめぐる総括的な内容は劉大根長老が伝えた。

劉大根長老は説明に先立ち、「教会では金海奎牧師がなぜ被告人となっているのか理解できないという立場だ。そのため私たちは先週の水曜日に重職者(視務長老・按手執事・視務勧士)たちが集まって、なぜ金海奎牧師を対象に起訴状が作成されたのか、洪性完総幹事を通して総会に質問することにした」と述べ「今東京教会の担任牧師を治理するということを、堂会員の長老たちは、かつて呉大植牧師が辞任した直後と同じ状況になることだと、は認識している」と言って問題の深刻さを強調した。

その後、事実と異なる起訴状の内容について「基本的調査さえ行われてない、虚偽だらけの起訴状」だとして起訴内容について一つ一つ反論し非難した。

以下は起訴内容とそれに対する東京教会の反論

起訴の原因事実 1.被告人は2013年4月7日東京教会公同議会にて長老の信任投票を実施したが、これは在日大韓基督教会の現行憲法が規定していない不法の行為であり、長老再信任制度を廃止した在日大韓基督教会の憲法精神に違反するものである。

東京教会の立場  本案件は東京教会の本堂で長老選挙の開票不正を行った者に対する治理と、公同議会で議決された長老信任投票に関連する内容であるにも関わらず、東京教会の堂会長としてではなく、金海奎牧師個人を対象に起訴状が作成された(総会にその適法如何を確認中)。適法か違法かの判断には法の条項が付帯されるべきである。視務投票を行ってはいけないと定められているのに行ったのであれば、当然それは違法である。しかし、20年前に廃止されたからそれは違法だ、禁止されているという主張は成立しない。

起訴の原因事実 2.被告は地方会総会の東京教会総代を独断で選任した。これは堂会が地方会に派遣する総代を選任すると規定している総会憲法第50条6項の規定に違反したものである。

東京教会の立場 4月の定期堂会の終わりに、村上書記長老から今年の総代員の人数の報告があり、慣例通り書記長老に委任した。書記長老が李元泳牧師に按手執事の中で参加可能な人数を調査するように指示をし、按手執事及び権士の総代候補のリストを新ロビーに掲載し、参加申請を募った。

東京教会では総代員選定に担任牧師は直接関与しないし、総会憲法通り堂会が選定した。書記長老に委任(依頼)するやり方は、少なくとも2004年から続いてきた東京教会の慣例であり、起訴状の内容は全くの嘘である。2004年以降、一度たりとも担任牧師が総代を決めたことはない。明らかな虚偽である。

起訴の原因事実 3.被告は2013年4月29日関東地方会総会の席上で、全三朗・金日煥・林柏生長老の地方会総会における総代資格を認めた憲法委員会の有権解釈を真っ向から否定し、結局地方会総会が停会される事態にまで至らせた。

東京教会の立場 有権解釈とは言葉通り解釈に過ぎないものであり、判決ではない。当時は憲法委員会の有権解釈に対し、異議を申し立て再解釈を要請しその回答を待っている状況であったので、地方会が発表した第1次有権解釈に必ずしも従わなければならないわけではなかった。また、地方会総会以前に開かれた任職員会で、3人の総代員に対する意見がまとまらず、「それでは、総会で真相究明委員会の調査内容を発表し、総代たちに意見を聞いてみよう」ということで合意したのだが、地方会の執行部がこの合意(約束)を無視して進行を強行したのだった。

起訴の原因事実 4.被告人は2013年4月28日午後3時の地方会総会の東京教会所属総代を召集し、総代の中で東京教会の公同議会の決定に従わない言動をする人は堂会で治理をすると脅した。これは良心の自由を規定している総会の憲法第1条に違反するものだ。

東京教会の立場 2013年4月28日午後の集まりでの担任牧師の発言内容「東京教会の総代として出席する以上、東京教会の公同議会の決定と異なる発言をする総代員はそれに相応する責任を負わねばならない」(治理と言う表現はなかった)。簡単に確認できる内容であるにも関わらず、起訴状に虚偽内容が記載された。

起訴原因事実 5.2013年3月31日東京教会の治理会で、被告は林栢生長老に対し出席要求もせず、弁明の機会も一切与えず退場させるなど、在日大韓基督教会の裁判規定に違反した。

東京教会の立場 基本的な調査さえもされないまま起訴状を作成した証拠である。地方会治理部の重大な過失である。1月30日深夜に、林栢生長老から自白と不正を行った動機、現在の心境など、1時間半以上にわたり聴取を行った(劉大根長老が通訳)。本人が退室した後、年齢などを考慮して猶予を与え、自ら辞任する機会を与えることに堂会が決定し、3月末まで待つことにした。その後一切の連絡が絶たれていたが、3月20日水曜日、突然現れた。真相究明委員会がインタビューを試みたが、不正事件に関して何の発言もしなかった。3月31日まで辞任を表明しなかったので、治理会を開いて1月の決定通り治理することにした。

起訴原因事実 6.上記の事件に伴う東京教会の真相究明委員会(長老選挙不正関連)の結果報告、原告たちの控訴、提訴などを処理するにあたっても、在日大韓基督教の憲法と裁判規定を違反し、上会(関東地方会、総会)の合法的な指導を違反している。

東京教会の立場 起訴状の内容が理解出来ない。真相究明委員会が教会内で行った結果報告が憲法に違反する?原告3人の控訴、提訴などの処理は地方会の任務である。担任牧師の憲法違反の内容は?上会の合法的な指導を違反した?上会の行ったことと言えば憲法の有権解釈しかない。東京教会側には一切調査もせず、起訴状を作成した治理部には、業務怠慢と虚偽による起訴状作成の重大な責任がある。

一方、この日、東京教会の長老たちは、治理部の調査を受ける時、不当な扱いをされたと糾弾する。

李秀夫長老は「3人の長老(林柏生長老・全三朗長老・金日煥長老)が提訴した内容について質問された。『はい』か『いいえ』でのみ答えるように言われた。

こちらの意見は一切聞きいれてもらえなかった。」

この時3人(李秀夫長老・村上長老・呉大錫長老)の長老たちの答えにも、若干の違いがあったことは事実である。

「私への質問が終わった後も、私自身不確かな部分があったので、他の長老たちが質問に答えている時に自分の意見を言おうとしたら(その場から)出ていくよう言われた。

『あなたが今、言うことに従わず退場しないなら、長老から除名する」と言われた。

そんな状況下で審問が行われた。私たちの考えや意見を語る機会は一切なかった。」と非難した。

村上長老は「最後まで残っていたのは私だ。他の長老たちが残って敷衍説明をするために残っていようとしたがいられなかった。質問はほとんど金根湜牧師がしていた。他の長老が質問しようとしたら、それさえも制止し、本人だけが質問した。私の意見を言うことは出来なかった」と話した。

呉大錫長老は「事実と違う部分があったのに、私たちの意見は一切聞いてくれなかった。関東地方会がすでに用意したストーリー通りに、すべて進めていった。」と語った。

真相究明委員会の委員の一人である羅炳燮按手執事は、起訴状の内容のほとんどが全三郎長老の提訴状の内容と同じである点を指摘し、地方会治理部が提訴者と控訴者が提起した内容そのまま移して金海奎牧師を起訴していると述べた。彼は地方会総会の続会で姜章植牧師が発言した内容を聞いて、「提訴状にある総代選定(起訴内容項目2番)が違法なら、現在の会長、副会長も法に違反している。副会長が地方会治理会の治理部長を受け持った。だから、治理部も違法だ。起訴状の判決を下す以前に治理会そのものが違法だという点と、治理部も違法だ」として、治理部の起訴内容の誤謬も指摘した。

説明の後、信徒たちとの質疑応答の時間を持った。この場で金海奎牧師は質問に答えながら、「総会の役人に一つ提案をしました。治理部が東京教会の担任牧師を治理するとなれば、私個人も、東京教会も深い傷をおってもっと辛い状況になってしまうので、その仲裁するか、止めさせてくださいと言いました。その根拠は起訴状1~6の内容が全く事実とは異なる部分が多いからです。もしも口頭での要請が受け入れられないのであれば、明日にでも正式に書面で総会長あてに、総幹事を通して伝えます。堂会名義ででも、東京教会はこのような起訴状自体を容認できない。傷がもっと深まる前に総会レベルで処理してほしいと要請することも出来ます。そうした要請にも関わらず総会レベルで動いてくれないのであれば、おそらく地方会の決定を総会が調整することは無いでしょう。(個人的予想だと付け加えた)」と述べました。

ある信徒はかつて一度提起され、教団全体が苦しんだ「脱退」まで言及した。彼は“地方会と一緒にやっていくのは難しいと思う。縁をきりたい気持ちはないのか。(ほとんどの信徒たちが拍手をして賛同の意を示した。)同じことを繰り返している。教会は美しいところであるべきだ。堂会と牧師に質問したい。必ずしも一緒にやっていかなくてはいけないのか。個教会をあまりにも軽んじる地方会と、なぜ共に歩まねばならないのか真剣に考えてみる必要がある」ともどかしい心情を吐露した。

これにたいし、金海奎牧師は「この問題も一人二人が決められる問題ではない。公同議会を通して、皆さんが決定を下さねばならないのだ。この質問については明確に答えられる問題ではない。神様にお任せして、祈りながら聖霊の導きを受けなければならない。これ以上は回答は困難だと思う。もちろん公同議会の招集は堂会がする。堂会がいのりながら、明快に回答することは出来ない。神様にゆだねて祈りながら聖霊の導きを受けなければならないと思う。これ以上答えることは難しいと思う。もちろん公同議会を召集するのは堂会がする。堂会が祈りながら確実な判断ができれば、招集を公示して皆さんの意見を問うつもりだ」と話しました。

一方、ある知人によれば、今日午後3時に行われる初審理に、金海奎牧師は出席しないと見られる。6日の主日、講壇に立った金海奎牧師は「イエス・キリスト」を主題とするヨハネによる福音書の講解説教「28回目」を迎え、「憎悪と偏見から抜け出す方法」という題目でメッセージを伝えた。金牧師は説教の中で、私はあなたのことを知らないという認識から私は彼をどれくらい知っているのか、あるいはあなたは誰ですかと聞いてみる認識の転換が必要であるとした。また、自分は神様に喜ばれているのかを自ら顧みて、事の是非を問わずに集団間の利害関係を優先するレベルを超え、自ら神の御心を探し求め、栄光を求める人になるべきだとした。彼は「教会がこれを克服できなければ、この世に投げかけるメッセージはない」としながら、「東京教会が回復することによりこの世に示される大いなる恵みがあることを願う」と語った。

関東地方会の東京教会担任牧会者治理及び裁判は2008年の呉大植牧師に続き2回目だ。治理部の構成は次の通り。部長金根湜牧師(ハンサラン教会)、書記姜章植牧師(品川教会)、部員韓成炫牧師(西新井教会)、許伯基牧師(筑波東京教会)、金廣照長老(横浜教会)、金達弘長老(川崎教会)、許壬会長老(ハンサラン教会)

説明会には在日大韓基督教の総幹事、洪性完牧師が参席し説明会の全過程を聴いた。終了後は教会の重職者たちや信徒たちと握手をしながら互いに挨拶を交わした。

もし、今後起訴された通り裁判が行われ金海奎牧師に対して有罪判決が下れば、金牧師は謹慎・停職・免職・受餐停止・除名のうち、何らかの処罰を受けることになる。こうなれば東京教会は、かつて呉大植牧師の辞任後負った苦しみと傷を再び味わうことになる。

2回目の審理の開催を11月7日に控え、東京教会堂会は11月3日、臨時公同議会を招集し、信徒たちに状況を伝えた。

https://www.youtube.com/watch?v=7UFCVf0aEfk


掲示物リスト
本サイトは東京教会の問題と現状について真実を伝えるため東京教会広告メディアチームが運営・管理しています。ぜひとも多くのご利用お願いいたします。
bottom of page