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東京教会 問題の全貌-第3回審理

13.関東地方会治理部の不義、第3回審理

2013年12月12日、関東地方会治理部による第3回審理が東京教会の地下教育館で開かれた。

その日の午後、東京教会の信徒たちは「なぜ罪のない金海奎牧師がこんなところに座らされて裁判を受けなければならないのか?」という怒りと共に、裁判会場の様子を写した写真をSNSで送りあった。

関東地方会治理部は、客観性や公正性、道徳観などについて非難を受けていたことを意識してか、東京教会の信徒たちが傍聴できるよう、教団の治理としては初めて公開裁判の形で審理を行うことにし、数十名の信徒たちが裁判を見守るため教会に集まった。

第3回審理では、裁判部は起訴項目の2番と4番、1番と6番に分けて審理を行った。3番と5番は扱わなかったのだが、3番は地方会総会が停会となったことに対する責任を問うもの、5番は林氏に弁論の機会を与えなかったというものだった。

また、裁判部は第2回審理で受けた指摘を解消しようと、検察と判事の役割を分け、姜章植牧師と許壬会長老が検事役を担当すると伝えた。

しかし、依然として進行上の不備は多くあった。

まず、許壬会長老が起訴項目2番と4番を扱った。

起訴項目2番は、「被告金海奎牧師が総代を独断的に選定した」というものだが、第2回審理で事実無根であることを明らかにしたにも関わらず、再び取り上げたのだ。

許壬会長老は、起訴内容の論点(金海奎牧師が独断で総代選任をしたのか?)から外れた、総代選定の慣例や方法について、朴栽世長老を証人に呼んだのだが、起訴原因を提供したのは実は金榮千長老であったことが、ここで改めて明らかにされた。

金榮千長老が、妻の李明姫勧士の名前が総代名簿にないというクレームを、堂会で堂会書記の村上長老に提起したというのだ。

ところが、治理部がかくも証人として立てたかった金榮千長老は、第3回審理にも来なかった。おそらく証人に立てられることを避けて、出席しなかったのではないだろうか。

堂会書記の村上長老によれば、

慣例通り、事務室に任せて新ロビーに名簿を掲示したが、自分の名前に○を付けてくれる人があまりいなかったので、

総代の報告の直前に事務室の職員が、一人ひとり電話をして出欠を確認したのだが、その時当事者が電話を受けなければ次の人に移っていくことになる。

そのように、単に本人が電話を受けなかったがゆえに名簿に入らなかっただけのことなのに、金榮千長老が妻の名が名簿に無いのを見て、村上長老を責めたのだった。

それ以前までは、地方会総会に総代として出席したがる人はあまりいなかったのだが、2013年度は例年と違い総代をめぐって多くの関心が寄せられていた。

それで提訴状を書くに当たって、朴栽世長老がこの項目も入れようと提案したのではないか?提訴状を書いた当人の全三郎長老が証人に出てこないのを見ると、このくだりについてはよく知らないのだろう。

金榮千長老も李明姫勧士も当事者であるにもかかわらず、第2回も第3回も審理に出席しなかったのは、やはり話すことが無かったからだろう。

それで、朴栽世長老が証人として出てきて、以前は総代名簿を配ってくれたのにとか何とか確信も証拠もない話や、金海奎牧師が「次からはこうしたミスが無いようにしなければいけませんね」と言った記憶があるだとか、証拠でもない信ぴょう性のない自分の記憶について話した。 

「独断的」という言葉は朴栽世長老が、金海奎牧師を非難する時、常用する単語だ。

その年の11月3日の臨時公同議会で、朴栽世長老がマイクをつかんで興奮しながら大声で、「担任牧師が財政権、人事権を全部自分に集中してくれと言って、教会運営を独断的にするから、教会がこんな状態になったんだ」などど叫んだ事実を思い出してほしい。

担任牧師がいつそんなことを言ったのかと問うと、堂会録に記録があるから今度持ってくると自信ありげに言い放った。

堂会員たちに、いったい担任牧師が何を独断的にやったというのかと問われると、自分が管理部長なのに、そこには部員をくれなかったからと理由にもならないことを並べ立て…、

結局そんな記録が書かれた堂会録があるわけもなく、

後に諸職会で、2010年度に作成した「全教会員署名」の用紙を一枚持ってきて、ここにそういうことが書いてあると、見当はずれなものを証拠であるかのように持って来て見せたこともあった。

自分の発言について、全教会員の前で謝罪することもなく…

朴栽世長老とは、実にそんな人物なのだ。

話を第3回審理にもどそう。朴栽世長老の証言を聞いた検事役の許壬会長老は、金海奎牧師が総代選定にあたって総会憲法50条6項を違反したと、判決を宣言するかのように言った。

しかし、論点は金海奎牧師が総代を独断的に選定したのかという点だ。

起訴内容は、金海奎牧師が独断で総代を選定したとしている。

金海奎牧師が、論点を整理した。

「これは総代をどのように選定したかを問う起訴ではない。金海奎牧師が独断で行ったのかということを問うものだ。東京教会では担任牧師は総代選定に関与しない」

つまり、起訴項目2番は、金海奎牧師を陥れるための虚偽による起訴項目だ。

4番に移ろう。

内容は「金海奎牧師が総代を集めて、公同議会の決定に反する言動をしたら『治理』すると脅した」というものだが、提訴人の全三郎長老ではなく、姜平守執事が証人として出頭し、自分はこの言葉を聞いて恐れを抱いたと話した。(全三郎長老はその日の審理には出席しなかった)

許壬会長老が「治理」と「処理」という単語について、辞書的な意味がどうしたといった話を長々と並べ立てる様子を、姜平守執事の証言と共に当時の映像で確認してみよう。

何度聞いても、呆れて鼻で笑ってしまう内容だ。これも全三郎長老が書いた第2の提訴状の内容そのまま取り込んだものだ。結局姜平守執事が恐れを感じたといったので、提訴状に盛り込んだのだろう。

ちなみに姜平守執事は、2016年4月東京教会を被告として告訴した際添付した、自身の陳述書の中でも相変わらずこの金海奎牧師の「治理」発言の話を書いている。

地方会の治理部も認め、全て明らかにされている事実について、いまだに嘘を言い張っていることは、神様も、信徒たちも、そして社会の裁判まで欺瞞する行為だ。

〈姜平守執事の陳述書から該当部分〉

(後に告訴状についての説明で、添付された陳述書について詳細を扱う)

金海奎牧師が言ったのは「治理する」ではなく「処理することになる」だったのだが、姜平守執事がこれを聞き間違え、全三郎長老を介して提訴するに至り、治理部は、これを確認もしないまま起訴までしたという事実に関し一言の謝罪もないまま、起訴内容を訂正したと第3回審理の席で告げただけだった。

検事役の許壬会長老は、「処理」と言う単語の辞書的意味を挙げて、「人に対して使ったら暴力組織で使うような恐ろしい言葉になる」などと言って、脅威を感じることはありうると言い張った。

その後、東京教会では「処理」と言う言葉が出てくるたび、この事件を思い出しては「その言葉は使っちゃダメ」などと冗談を言い合って笑い話となり、東京教会の信徒の間でよく知られるエピソードとなった。

次は起訴項目1番について。

内容は「総会の憲法に規定されていない長老信任投票を実施したため、憲法を違反した」というものだ。

検事側証人として、趙一享執事が証言台に立った。

*再信任という重大な事項を、その場で決定し即時行った、*二人の長老は1/3以上の信任を得たのに、過半数の信任を得なければいけないとした決定は不当だ、*当日の議題の中に「不正開票および誤謬関係者の処理」とあり、その表現に何か内情がある、などといった証言内容だった。

これに対して羅炳燮執事が立って、現行憲法に法規条項がないなら違法という言葉は成立しない。

その根拠をどこに置くというのか?と反論した。すると、姜章植牧師が、「法には階級がある、下級法と上級法がぶつかったら上級法を適用することになっている」と説明した。

しかし、上級法である総会憲法にも再信任に関する規定はないのだ。しろとも、するなとも、何の規定もないのである。

金涇準執事が立ち、長老信任投票を行った当時、「3カ月自粛案」が否決されたらその場で決定することで長老全員が同意していたことだと説明した。長老全員が同意していたからこそ、8人の長老全員が信徒たちの前に立って、一人一人の顔と名前を確認したうえで投票を進めたのだ。

それゆえ、長老信任投票が十分な討議なく、突然決められ行われたというのは事実と異なる言いがかりなのだ。

堂会員が、何度も堂会を開き問題の解決のため協議を繰り返したが、問題を起こした長老たちが最後までしらを切って責任を取ろうとしなかったので、堂会では解決できず公同議会を開いたのだった。

緊急に臨時諸職会を開いて諸職を招集し、3時間、4時間とあれこれ頭を悩ませ議論する中、何度も長老信任投票をしようという意見が出て、結局堂会に再びボールを投げた形だった。

3度も!(2月3日臨時諸職会、3月10日臨時諸職会、3月17日臨時諸職会続会)

2013年3月10日、4時間と言う長時間にかけて突っ込んだ話し合いが続いた臨時諸職会の様子の録音を聞いて、苦慮する諸職者たちの心情を確認してほしい。

2月3日の諸職会と3月17日の諸職会の状況についても、用意でき次第公開する予定だ。

これは、長老信任投票が十分な義ロ㎜の無いまま、突然行われたと主張する一部の反対派の主張に対する反論であり、証拠として公開するものである。

教会と公同議会において、ありえない事態が起こり、罪が明るみに出たにもかかわらず、罪を認め悔い改めるどころか、自身の罪を否定し担任牧師に責任を擦り付けようと、地方会の権力層と手を組んで、逆に陥れ追い出そうとする、悪しき政治長老たちの、憎むべき行為を、徹底的に告発するためのものである。

信徒たちは皆知っている。

臨時諸職会と諸職説明会で信徒たちに十分状況を説明し、堂会では繰り返し数回の長時間にわたる苦しい会議の末、「3カ月自粛案」と言う堂会案が決められた。そして、その堂会案がもし公同議会で否決されたら、その場で信徒たちの決定に従うと、長老全員が同意したのである。

金日煥長老、全三郎長老、朴栽世長老が、絶対長期間自粛はできないと最後まで突っぱねたので、結局堂会案は、1年でも半年でもなく3カ月の自粛という生ぬるい案となってしまい、その代わり、堂会はもし否決されれば、その場で案を受けて処理すると決め、公同議会に上げられたのだ。

このことは彼らを含む長老全員が同意したことなのだ。もちろん彼らは、信任投票をすることにはならないと思ったかもしれない。しかしそれは信徒と公堂の教会をないがしろにする彼らの傲慢と無知が招いた誤算だった。

本人たちも同意をしておきながら、自分が信任を得られなかったからと、これを担任牧師の違法行為だとして提訴するとは…。

さらに、牧師だという人たちがこの状況を正確に調べもせず、政治的目的で一方的に起訴し裁判をするとは…、実に情けなく嘆かわしいことだ。

2013年3月10日の臨時諸職会で、金日煥長老も朴栽世長老も、信徒が選んでくれた長老だから、信徒に責任を取れといわれれば当然責任を取ると、確かに話している

全三郎長老も、責任を取る覚悟ができていると言った。もっとも言葉ではそういいながらも、全三郎長老は、選挙で数を少し間違えたからと、いちいち責任を取れと言うのは教会的かなどと、開き直って信徒たちに問いただしたりもしたが。

次は起訴項目6番についてである。

内容は、「上記事件に伴う真相究明委員会の結果報告、原告の控訴・提訴などを処理するにあたっても、教団憲法と裁判規定を違反し、上会の合法的指導に背いている」というものだ。

しかし、姜章植牧師は、5組、全三郎・村上組で発見された誤謬についての、真相究明委員会の発表に間違いがあるという方向に焦点を合わせ、審理を進めた。

ここでついに、提訴状を書いた全三郎長老が登場し、自分はただ読み上げられたとおりに「正」の字を書いていっただけだと陳述した。姜章植牧師は、独自の計算方法に従って百分率を一律適用し、誤謬の軽重について点数をつける論理を展開した。

これについて、崔正濬按手執事が立って、そんな方法で計算したら統計という過ちに陥ると指摘すると、姜章植牧師は異議を認めた。

また姜章植牧師は、投票用紙が移動していたので証拠としての効力が損なわれたと言って、第三の不正が疑われるという問題を提起し、この問題について朴栽世長老が証人として出た。

投票用紙が移されたという指摘は、朴栽世長老がインタビューの時から言っていたことだ。つまり、一番初めに投票用紙の移動について問題にした人は朴栽世長老だった。

本人が堂会副書記でカギを持っていて、他の長老が見ているところでキャビネットに保管したのだが、自分の知らない間に投票用紙が移されていたのは違法だという。

しかし、投票用紙は安全に封印されて保管してほしいという信徒たちの正当な要求に従って、堂会長である担任牧師と堂会書記が話し合い、堂会室にある小さな金庫の中に移したのだった。

堂会副書記である朴栽世長老より序列が上の、堂会長と堂会書記が話し合って安全な場所に移し封印したのだから、朴栽世長老が副書記である自分の許可も得ず投票用紙を動かしたと言って問題にすることは成り立たない主張だ。

万一、投票用紙が損なわれたり紛失したとしたら、その責任が朴栽世長老にあるというだろうか?

その責任もやはり堂会長にあると考えるのではないか?堂会室は、この不正開票事件の当事者たちである長老たちはもちろん、用のある人がいつでも出入りする場所だ。

堂会室内にあるキャビネットは、投票用紙を保管はしてカギをかけた上に、紙を貼って封印しておいたものの、他の書類などと一緒に入っているので、何かを取り出すとき封印を開けなければならない不便さもあり、また万が一投票用紙がいじられる危険性も考えられたので、金庫に保管することにしたのは賢明な判断だったと言える。

第三回審理で、金海奎牧師は投票用紙を移動させた経緯について、自らすべて明らかにしていることを、下に添付した裁判映像で確かに確認してほしい。

当時朴栽世長老は、投票用紙を金海奎牧師がすり替えたなどと疑っているわけではないと言っている。彼は、投票用紙が移動されたから無効だと主張しているのだ。

しかし後にトンミモで、投票用紙にまつわるデマ、噂が、流布された。

即ち、担任牧師が夜こっそり投票用紙をうちに持って帰るのを見たとか、担任牧師が移す前までは不正の事実はなかったのに移動後に不正が発見されたなど、とんでもない話を並べている。

こうした、話にもならない悪徳な噂の根がどこにあったのかは明らかだ。

金海奎牧師は投票用紙を安全に保管してほしいと言う要請を受けて、堂会長と堂会書記が一緒に話し合ったうえで、李元泳牧師からカギを受け取って、堂会長室にある金庫に移したのだ。

朴栽世長老の行った不正は、投票用紙の移動とは何の関係もない。彼は集計をする過程で、姜平守執事の得票数を21票も少なく記録しており、その字が本人も自分の筆跡であることを認めている。

彼は卑屈にも、なんでそんな計算になってしまったのかはわからないなどと言葉を濁し、計算違いを指摘した劉大根長老を巻き込もうとしたものの、劉大根長老が介入したタイミングが明らかになると、それ以上何も言えなかった。

姜章植牧師はさらに、信任投票をする前に真相究明委員会の説明が金日煥・全三郎長老に不利になるよう誘導されたと言い、これについて姜平守執事が検事側証人として出た。

姜平守執事は、真相究明委員会は、正しく十分に調査せずに問題を見つけて指摘しているだけで、真相をきちんと究明してはいないと指摘した。

特筆すべきは、彼が、不正指示については林氏と担任牧師以外には誰もわからないと主張した点だ。

姜平守執事はインタビュー調査で唯一、林氏が「担任牧師が指示したと言った以上、担任牧師も不正開票事件に関わったことになる」と言った人だ。

当時、インタビュー前にそれとなく噂を流していた金日煥・全三郎長老さえも「信じない」「ありえない」と語ったのに、姜平守執事だけは、その時から担任牧師が不正指示をしたかもしれないと主張していた。

第3回審理での姜章植牧師の進め方を振り返ってみると、提訴者側の歪曲された変質的主張だけを忠実に聞いて、裁判を準備していたことがわかる。

これについて、羅炳燮執事が立って、

「自分が真相究明委員会の調査結果を発表した本人なのに、検事は自分に対して一度も調査をしていない。7月に会った参考人陳述の時も説明をしたかったのに、「はい」か「いいえ」で答えろと言われて何の説明もできなかった」

「今検事が持っている資料も真相究明委員会が正式に提出したものではない。参考人陳述の時、資料を提出しようとしたが、もうすでにもらったから必要ないと言われできなかった」

と反論した。

裁判部は、東京教会側が正式に提出する資料は受け取らず、提訴者側が提出した資料のみをもって、不公正かつ偏った裁判を計画し進めた。第3回審理になって初めて姜章植牧師がその過ちを認め、必要な資料があれば提出してほしいと要請した。

起訴項目6番に再び目を向けよう。

「上記事件に伴う真相究明委員会の結果報告、原告の控訴・提訴などを処理するにあたっても、教団憲法と裁判規定を違反し、上会の合法的指導に背いている」

このうちの3つのポイントについて、まず羅炳燮執事は、「真相究明委員会が違反したことは何なのか?」と聞くと、裁判部は答えられなかった。

次に、原告の控訴、提訴を処理するのは、金海奎牧師がすることではない。治理部のすることだとした。

最後のポイントは、上会の憲法的指導に背いたということだが、「上会の合法的指導」と言うのは憲法委員会の有権解釈のことしか他に思い当たらない。

林氏を含む3人の長老が控訴・提訴した以上、視務長老としての権利があり、東京教会の公同議会は無効であり、長老を解任させるなら勧告辞任条項を適用できる、とした有権解釈である。

有権解釈とは、ひとつの権威ある解釈に過ぎないもので、判決ではない。

そのため有権解釈が出たからといって、そのまま従わなければならない義務は発生しない。

なぜなら、同じ事件でも法をどういった観点から解釈するかによって、いかようにも違った有権解釈が出されうるからだ。

ちなみに、総会の有権解釈に基づいて勧告辞任を適用して、再び公同議会を開き信徒の意思を問うことにしようという堂会の提案を拒否したのは、全三郎長老と金日煥長老である。これについては、後に「和解のための東京教会の努力」の説明で詳しく扱う。

3時間以上にわたる第3回審理裁判は、金海奎牧師の最終陳述とともに、依然多くの問題が残る中かろうじて閉幕した。

<関東地方会第3回審理の映像2013.12.12〉

裁判後、治理部にインタビューしたネット新聞の記事を見ると、当時許伯基牧師と姜章植牧師はすでに、6つの起訴項目の中に有罪判決を受けるような内容がひとつもないと考えていたことがわかる。

 

起訴内容1~6番すべて有罪確定確率は「ゼロ」

第3回審理の後、治理部姜章植・許伯基牧師をインタビュー [2013.12.16 10:24]

在日大韓基督教会東京教会の金海奎担任牧師を起訴した関東地方会治理部(部長金根湜牧師)裁判が12日(木)第3回審理で結審した。裁判以後、治理部部長の金根湜牧師からは特に発言が無かった。3回目の審理で検事役を担当し審問を行った姜章植牧師牧師(品川教会)と治理部員許伯基牧師(筑波東京教会)にインタビューし、裁判と判決について聞いてみた。(編集者主)

-第3回審理が終えて、一言

姜章植牧師:東京教会内部の問題なので、東京教会の信徒らが自発的にあれこれ陳述するなかで、お互いに誤りがあった、悔い改めるべき人は悔い改め、このような過ちが再び繰り返されることがないよう、公平にことがなされるよう避けるべきことはなにか…(第3者との対話で途中中断)

善なる神様の御働きがあると信じる。不義な裁判官にならないよう極力客観的に事実を探りだし、お互いに一歩ずつ譲り合って対話をする機会を与えたい。それが今まで絶えず保ってきた(治理部の)方向性だった。

誰が治理をし、誰が判決を下すと言うのか。それで東京教会の問題が解決するのではないのではないか。自分たちで考えて、見えていない部分があったら、私たちが示し、それでお互い少しずつ歩み寄ることができれば…

それから、不正があったことは確実です。それをかばって、隠蔽しようとする意図は全く無い。

―金海奎牧師について起訴が行われ第3審理まで来たが

姜章植牧師:起訴は「相手があなたをこのように疑っているから、この部分について反論をもっと正確に準備してください。そして、反論のソースを提供するという意味で起訴状を送ったのであって、それが有罪につながるものではない。判決文を見ればわかるだろう。

―金海奎牧師については裁判が終わった。今後、過失だったとしても長老二人に対する罪は残るが、それはどうする予定なのか。

姜章植牧師:それは私が決定する事項ではないのでコメントできない。

許伯基牧師:我々はお二人から提訴が出たので、それを取り扱ったのだ。林栢生長老は東京教会の治理が不当だとして控訴をした。それについて取り扱ったのである。

―(全三郎・金日煥長老)二人が過失をした、しないについては取り扱わないという意味か。

姜章植牧師:もしそれを取り扱うことになれば、票の軽重を分析することになるが、誤りは誤りだから、そうつき詰めると、すべての長老が誤ったのだ。

許伯基牧師:それに提訴によって、我々は動いているのではないか。提訴した人は二人で、控訴した人が一人だ。

―両件について、判決文はいつ頃出るのか

それはまだわからない。

姜章植牧師:そして(治理部の7人中、有罪確定のため)2/3が賛成するというのは簡単ではない。起訴内容は6つあるが、2/3を超えられる項目は果たして…ひとつでもあるかな。私の考えはそうだ。

―それでは、良い結果が出る可能性もあるということか

姜章植牧師:起訴内容が1~6まであるが、こんなに多くの証拠が出ている状況で、治理部の2/3が1番賛成、2番賛成、といった具合に、1番から6番まで全部賛成するということは、私が見るにはあり得ないことだ。

― 裁判をあまりにも意図的に、結果を決めておいてことを進めている、と反発が多いが、そうではないということか。

許伯基牧師:治理部に属する一人一人が、それぞれ頭の中に結論がある。しかし、治理部員全員で進めているわけではない。

姜章植牧師:一人、二人、あるいは他にもあれこれ要請をすることはあるにしろ、7人が一致団結して、最初から方向性を決めておいた…、それは不可能だ。

許伯基牧師:(治理部)内部でもいろいろと論争がある。一つではない。

姜章植牧師:他のことは1/2で賛成が決まるが、判決文は2/3の賛成がなくではならない。1番から6番まで全部有罪と出る確率はゼロだ。

 

判決がいつ出されるのかわからない中、歪曲された資料や偏った先入知識に基づいて進められた地方会治理部の裁判について、姜章植牧師と許伯基牧師のインタビュー記事を見た信徒たちは、ひょっとしたら良い方向に結果が出るかもしれないという、一縷の希望を抱いたのだったが…。


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