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東京教会 問題の全貌-真相究明Ⅱ

2. 開票過程の不正の詳細

開票過程の不正は、3つのケースで説明できる。

開票を実施した全ての組で大小の誤謬があったが、1票程度の違いはミスとみて除外し、明らかな不正と不正可能性のある部分についてのみ言及する。

その1 1組(林栢生・金日煥長老の組)で発生した不正及び不正の可能性

林栢生長老が不正を告白した際、2次投票から一人で不正を行ったと述べているが、真相究明委員会の調査結果によると、1次投票から不正が発見された。

後に林栢生氏は、「1次でも不正が見つかったのなら、それも私がやったのかもしれない...」と話を変えてお茶を濁した。

1組で不正が集中的に発生しており、結果として金涇準按手執事(当時)を落選させ、姜平守按手執事と黄聖一按手執事を長老に当選させた。

林栢生長老は1月30日の堂会で、なぜ不正を働いたのかという問いに、教会を混乱させるためだったと答え、どのように不正を行ったのかという質問に対しては、開票の時番号をでたらめに読み上げたと言っている。

しかし結果は、明らかに明白な意図のもと不正が行われたことを物語っている。

林長老は、投票用紙の○の付けられた人の番号を読み上げる役で、金日煥長老は呼ばれたとおりに記録する役だった。

例えば、A執事の横に○があるのを見て、Aの番号を呼ぶべきところを、K執事の番号やH執事の番号を読み上げたというわけだ。

事実、調査結果を見ると、金涇準執事の票が2次投票では23票、3次投票では38票が減らされており、その他、崔興錫執事、崔正濬執事などの票も削られて、姜平守執事と黄聖一執事に加えている。

つまり、2次、3次投票では、金涇準執事から特に多くの票が削られて落選させようとした意図が見られ、さらに複数の候補の票も姜平守執事と黄聖一執事に回して二人を当選させようとした意図が明らかに見て取れる。

しかし、1次投票で行われた不正は2次、3次での不正とは、その様相が違っている。

当時の真相究明委員会の発表資料を見ながら確認してみよう。

*真相究明委員会の報告資料

〈画像をクリックして拡大〉

1次では、金涇準長老の票を集中的に減らし(-15)姜平守執事(-1)宋基鍾執事(-4) 康憲一執事(-1)からもすべて票が減らされている。

即ち、1次では姜平守執事と黄聖一執事を当選させようという意図が見られない。単に金涇準執事を落選させたいという思惑のみが伺えることから、これは、林栢生氏が告白した2次、3次で行った不正とは異なるものと見られる。

とりわけ、金涇準執事については、1次での金涇準執事を落選させようという意図に加えて、林栢生長老の意図(複数の候補から票を回して二人の候補に加えるという意図)が重なって、2重で票が削られたとみられる。

林栢生氏の初めの告白が事実なら、つまり本当に2次投票から不正を働いたのだとすれば、1次でも不正が現れたのは、同じ1組のパートナーであった金日煥長老が行ったという結論に至る。

当時、真相究明委員会は、この点を金日煥長老による不正だとは言及しなかったし、林栢生長老も後に1次でも不正が見つかったという話を聞いて、では自分が1次でもやったのかもしれないと証言を変えている。

ここで、別添資料にある金日煥長老の「正」の字の記録誤りの点についてみてみよう。記録された「正」の字から数字に変える際、金涇準執事と崔興錫執事の票がそれぞれ10票ずつ減らされている。

*真相究明委員会の報告資料

〈画像をクリックして拡大〉

これについて金日煥長老は、体調が悪かったためだと弁明したうえ、後になってインク鑑定をすべきだなどと主張していたが、もしもこれが単純なミスでないならば、1次で見られた様相と状況が一致する。即ち特定な誰かを当選させることが目的ではなく、特定人物を当選させないために票数を減らしたのだと解釈できる。

結果はこうした状況を物語っているが、当時、調査結果の発表をしたときは、金日煥長老は自分は絶対に不正を行っていないと主張したので、不正ではなくミスだと説明した。

しかし、不正の結果を見る限り、本人が認めないとしてもそれが「不正」であった可能性は高い。

3月10日の諸職会で、渡辺執事が調査結果発表で名前の上げられた人たちに、謝罪と悔い改めの機会を与え、我々はクリスチャンなのだから謝罪を受け入れて許してあげようと提案した。

金日煥長老が信徒らの前に出てきた。彼は「正」の字の記録違いについて、その日は体調がよくないので風邪薬を飲んでいたのでミスを犯してしまったようだと言って謝ったが、決して不正ではなく、万が一自分が故意にしたのなら、なぜ署名までしたのか、絶対に不正はしていないと釈明した。

また、1次で金涇準執事の票が16票も減らされたことについては、全く知らないことだと言った。

その後金日煥長老は再び前に出てきて、他の不正も発見されているのに、なんで自分だけやり玉に挙げるのだ?朴栽世長老も1次で21票も差があったと聞いた、ここでそれについても話してくれと言った。

また、全三郎・村上春樹組でも誤謬があったことも話してくれと要求した。

この状況をみると、その当時までは、彼らがまだ結託していない状態であったことが見て取れる。

彼らはいつから「仲間」になったのか?今後この点にも注目して見ていこう。

その2 3次投票・開票時、5組で見られたミス及び不正の可能性

もう一つ顕著な点は、3次投票で全三郎長老と村上長老の組、5組で起こったことだ。

1次、2次では全三郎長老の組で何の異常もなかったが、村上長老とペアを組んだ3次では異常が見つかった。

各長老が、1次、2次で誰とペアを組んだかについてはお互いに記憶がはっきりせず、明確にできないところがあったが、最終的に1次、2次投票では全三郎長老は劉大根長老とペアを組んでいたことが確認された。

3次投票で5組では、上位5位までの候補らの票から4,5票を減らすと言った異常が発見された。

これが不正なのかミスなのか考察してみる。

当時、真相究明委員会は、やはり誰も不正を告白しなかったため、ミスと発表するしかなかった。

しかし、後にも述べるが、金日煥長老がインタビューで「1、2票ならミスすることも有りうるが、7,8票も差が出たなら、それはミスと言えないから、真相究明委員会で正確に調べてほしい」と話していた点に注目してもらいたい。

1,2票以上の差は単純ミスとは考えられないというのが、金日煥長老を含め一般的、常識的見解だという点を再確認したい。

さらに、5組での票数の異常は、これが単純ミスだと仮定するなら、上位1位から5位の票だけが減らされるということがあるだろうか?

*真相究明委員会の報告資料

〈画像をクリックして拡大〉

6位から10位までは、全く誤りなく正確だった。

万一これが不正によるものなら、一人でも長老が選任されることを望まない誰かが、5人の票を減らしたと解釈できる。

投票する信徒から2/3以上の票を得ることは実に簡単ではない。そのため候補者にとって、4票、5票は当落に大きく影響しうる。

3月10日の諸職会で、全三郎長老と村上長老も諸職たちの前で謝罪を求められ、前に出て発言した。

音声資料を聞くと、当時すでに全三郎長老が地方会を介入させようとしていた様子がうかがえる。

自身が過ちを犯しているなら証明しろだとか、間違いが見つかったほかの長老たちも不正ではなく単純ミスだと考えるとか、これを教会内で信徒たちが、責任を問うて何らかの治理をしようとするなら、地方会にこの問題を上げるなどの発言をしている。

*音声資料ー全三郎長老の弁明

つまり、結果が明らかに示されているにも関わらず、これを不正だとすることは教会としてあってはならない、このことで誰も責任を負わせてはいけないという話だ。

ほとんどの信徒は今回の不正について、教会内で神様の御旨を意図的に捻じ曲げるようなことはあってはならないことで、必ずや責任の所在を明確にして、責任を負うべき人が責任を取って謝罪することで処理すべきだという立場だ。

まして、金海奎牧師にまたもやいわれのない疑惑をかけて追い出そうとする意図が明らかなのに、このままやり過ごすことはできない問題であった。

その3 集計で顕われた不正と誤謬の可能性

最後に、朴栽世長老が姜平守執事の得票数を集計した過程で見つかった大きな異常点についてみてみよう。

朴栽世長老は、1次投票後の結果集計で、姜平守執事の票について本来より21票少ない得票数を報告した。

5つの組から報告された数を足して、2つの数字にした後これを集計する過程で、姜平守執事の票だけ21票減らされたのだが、他の候補者の票数はすべて正確に計算されていた。

5つの組から報告された姜平守執事の得票数は、15,18,18,16,25であった。これが18と53になった状況が資料から確認できる。

報告された数字のうち、どれか一つを足し忘れたというならば、それは単純ミスであることも考えられる。しかし、数字の差はそういう状況とは全く合わない、これをどう説明できようか。

これがミスでなく不正だとすれば、簡単に説明がつく。

すなわち朴栽世長老は、その時まで姜平守執事が長老になることを望んでいなかっため、票を減らしたと見ることができるのだ。

無理矢理、この二つの数字18と53を作り出した過程を推理してみよう。

まず、18という数が二つあるが、暗算をするとき、普通同じ数があったらそれを先に足さないだろうか?しかしこれを先に引いたようだ。

そして、残りを全部足すと56になるのだが、これも適当に53に減らしたのではないだろうか。そして、この二つの数を足す際に、さらに3票を減らそうとした。

いずれにせよ、朴栽世長老は、この数がいかにして18+53になったのかという部分については「わからない」と言っている。さらに、この数の和71をなぜ68にしようとしたかについては、「ミス」だとのたまった。

この時、偶然横に立っていた劉大根長老が、18と53の和を68と書こうとした朴栽世長老に、「この足し算で末尾が8になるわけがない。71だ」と言ったので、朴栽世長老は68と書いたものを71に直した状況を証拠資料から確認できる。

*真相究明委員会の報告資料から朴栽世長老による集計表

〈画像をクリックして拡大〉

しかし、ここで注目すべきは、朴栽世長老が他の候補者の票数を計算するときは全く間違いがなかったという点だ。

あえて言うまでもなく、朴栽世長老が二ケタの足し算を間違える人ではないことを示している。

もし、姜平守執事の票が1次でこのように多数減らされなかったら、林栢生長老が敢て不正を働かなくても、姜平守執事が長老に当選しただろう。

当時、真相究明委員会は、朴栽世長老が自ら不正を行ったと告白しなかったので、これについても「不正」とは言わず、「集計上の誤り」だと報告した。

そして唖然とする事実は、朴栽世長老は、当時劉大根長老が計算間違いを指摘した事実を逆手にとって、劉大根長老を問題の主人公に引きずり込んだのた。

5つの数を二つにまとめたとき、すなわち18+53とするまでに、劉長老が介入した可能性をあげて、これについてははっきりと記憶していない劉長老を、この件に関わっていると言い張り責任の一端を負わせた。

このように、問題を引き起こした長老たちが、同じ組だったり少しでもかかわった長老をすべて巻き込んで、同罪に仕立て上げたため、堂会内部で問題が解決できない状況となってしまった。

全三郎長老が村上長老を、朴栽世長老が劉大根長老を巻き込んだため、林栢生長老と金日煥長老も合わせて、6人が堂会から抜けることになれば、堂会長と堂会員の過半数未満で堂会が成立しなくなるからだ。

そのため堂会内で、堂会員の不正に関する問題を解決することは事実上不可能な状態となった。

《真相究明委員会による調査結果発表》


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