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東京教会 問題の全貌-台風前夜

14.台風前夜(和解への努力/判決中止要求)

東京教会内部では、どうにかして判決が出る前に傷を最小限にとどめ、問題を解決できるよう、和解に向けた会議を何度も行っていた。

金日煥・全三郎長老との話し合いのみならず、地方会関係者とも和解と仲裁のための協議が繰り返された。

彼らが一貫して要求することは、「4月7日の公同議会の決定を無効にし、同時に無条件視務長老に復帰させること」であった。

〈金日煥・全三郎長老の和解案〉

堂会側は「「まず裁判を中止してほしい。そうすれば不信任については公同議会の決定なので、再び公同議会を開いて合法的手続きに従って信徒たちに意を問い復帰できるようにする」といった。

しかしその間、提訴や裁判の過程で見せてきた多くの言動のため、投票で不信任を受けた当時よりもさらに、信徒の信頼を得ることに自信がなかったのであろう。彼らが、堂会の和解案を受け入れることはなかった。

もっとも、そもそも信徒たちの意思を尊重するような人たちだったら、不正開票事件を起こすようなこともなかっただろう。

もし彼らが望む通り、公同議会の決定が無効となり視務長老として復帰するとして、こうしたとんでもない事態を招いて教会を混乱におとしいれておいて、自分たちが信徒たちの前で長老の役割を果たしていけると本気で思っているのか、実に理解に苦しむ。

全三郎長老は和解に向けた会議をするたびに「私は視務長老に復帰することを望んでいるのではない、金海奎牧師を追い出すことが目的だ」と公然と言い放ってきた。

いずれにせよ、彼らは無理やりにでも提訴し、起訴し判決を下して脅せば、仕方なく退くだろうと考えたのだろう。

これまで、こうした政治権力を握った者たちの横暴に抗いきれず、やむなく退くしかなかった教会や牧会者はどれだけいたことだろう。

東京教会がこの問題をいかに解決するかと言うことは、単に東京教会だけの問題ではなく、教団の腐敗した政治的対質を一新する可能性とも関わる重大な問題であった。

神様の公義を教え愛を伝えるべき牧師が、嘘をついても恥じることを知らず、手にした権力を濫用し、自身の目的のためには何でもできる破廉恥な政治家となっていた。

第3回審理を通して、はじめから結論を有罪と決めておいて、それに合わせて裁判を仕立て上げていく関東地方会治理部のやり口を目の当たりにした東京教会の信徒たちは、

「提訴、起訴、そして裁判判決を即刻中止せよ!」と、判決の中止を求める署名運動を展開した。

2014年2月10日には、300人以上の信徒たちの怒りと警告を込めた、署名リストを地方会の傘下にあるすべての教会に送った。

東京教会の信徒たちは、次に示すように断固たる意志を表明した。

***提訴者は虚偽による提訴を取り下げ、治理部は虚偽による起訴と根拠のない裁判判決を即刻中断し、明らかにされたすべての虚偽を認め、公のもと謝罪を要求する。

***もし、判決を強行するなら、東京教会に署名したすべての教会員は、そのいかなる判決も認めないことを正式に警告する。

***もし、東京教会の金海奎担任牧師に対し、いかなる判決であれ強行するならば、それは東京教会の主権を侵害し、金海奎担任牧師の牧会権を簒奪しようとする意図が明確であることを、自ら立証するものである。

 

東京教会の信徒300人余り、治理部に「判決中止」求める

署名者名簿を各教会に発送、一方で18日以前に判決予定[2014.02.12 19:22]

▲在日大韓基督教会関東地方会の各教会に発送された署名者名簿。

      この署名には東京教会の受洗信徒の約半分に相当する300人余りが参加した。

「提訴、起訴および裁判判決を即刻中止せよ!」

在日大韓基督教会東京教会(金海奎牧師)の信徒たちが関東地方会の治理部(部長金根湜牧師)が金海奎担任牧師に対する3次裁判を終え、最終判決のみを残すところとなった状況で、「提訴、起訴および裁判判決を即刻中止せよ!」と「中止要求」のための署名運動を行った。今月10日には署名者名簿を地方会傘下の全教会に発送した。関係者によると、今回の署名にはおよそ300人以上の信徒たちが参加した。

署名文では、署名を行った東京教会の信徒は「提訴者は虚偽による提訴を取り下げ、治理部は虚偽による起訴と根拠のない裁判判決を即刻中止し、明白にされたすべての虚偽事実を認め、公に謝罪することを求める」として「もし、明白にされた提訴と起訴の虚偽事実に目を背け判決を強行するのであれば、東京教会の署名した全信徒は、いかなる判決も認めないことを厳重に警告する」旨を明らかにしている。

特に、「治理部の全ての起訴事実(6項)は3回の審理での事実証明の過程で虚偽と偽証であることが明確に立証されており、裁判を進める過程においても客観性と公正性に致命的な問題があったことが明らかになった」としながら、「治理部はこうした根拠の明確な事実と、罪の本質を扱うことが出来なかったという致命的な問題があったにも関わらず、結審し最終判決を強行しようとしている」と指摘した。

これに対し、「もし、治理部がこのように明確な事実と本来の任務を遂行しえなかった問題点を認識し認めることが出来ず、東京教会の金海奎牧師に対してなんらかの判決を強行するなら、東京教会の主権を侵害し、金海奎担任牧師の牧会権を簒奪しようとする確かな意図があったことを自ら立証することだ」と抗議した。

署名文は12月12日の地方会治理部の裁判進行上の問題点、証拠と証人採択の問題点、証人らの偽証(3名)、治理部発表の虚偽事実などについて、一つひとつ指摘している。

結論では、「治理部の起訴は、提訴者(金日煥長老、全三郎長老)の提訴状と控訴者(林栢生元長老)の控訴状の事実内容を徹底的に調査してから起訴事実とする職務を怠慢し、全地方会と東京教会の信徒たちを欺瞞する結果をもたらした」としながら「上記の虚偽事実の指摘でも示されるように、治理部の起訴事実の6項は互いに同一性の全くないものであり、起訴事実がひとつでも該当すれば処罰しようという治理部の憎むべきやり方であることを断定できる」とした。

そして、「在日大韓基督教地方会治理部の公開裁判席上で、このような偽証や虚偽事実を集めて発言した姜章植牧師と許壬会長老のみならず、これを黙認していた治理部員全員はすべての公職から退くべきだと判断する」とし、「裁判に同席して和解と仲裁という重要な責務を遂行すべき総会の総幹事および地方会長は、こうした治理部の虚偽の起訴事実と跛行的な裁判を傍観していた責任の重さを明確に認識せねばならない」と述べている。

一方、第3回審理が終わった後、治理部の検事役を担当した姜章植牧師は本紙とのインタビューで「起訴とは<相手があなたをこのように疑っているので、この部分についての反論を正確に準備しなさい>と言う意味で、反論のソースを提供するために起訴状を送ったのであって、それが有罪につながるということではない」と語ったことがある。

また、「起訴内容が1~6まであるが、こんなに多くの証拠が出ている状況で、治理部の2/3が1番賛成、2番賛成、といった具合に、1番から6番まで全部賛成するということは、私が見るにはあり得ない」「一人、二人、あるいは他にもあれこれ要請をすることはあるにしろ、7人が一致団結して、最初から方向性を決めておいた…、それは不可能だ。1番から6番まですべて有罪となる確率はゼロだ」とも話した。

関係者によると、1月28日に予定された関東地方会任職員会は治理部の判決が出なかったため、今月2月の18日に延期されたということだ。このため、治理部はそれ以前に判決を下すと思われる。

 

地方会治理部の判決が出る数日前、治理部の許壬会長老が和解をしようと言って東京教会の金海奎牧師を訪ねてきた。

紙を差し出して、これまで一貫して要求してきた条件のとおり、

***4月7日の公同議会の決定を無効とする

***二人の長老を無条件で視務長老に復帰させる

という内容の念書を書けと言うのだった。

もちろん金海奎牧師は、堂会長の一存で公同議会の決定を無効とすることはできないと答え、許長老は首を振りながら帰っていった。

そして、事態はその後急展開していく。


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