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東京教会 問題の全貌-第2回審理

11.関東地方会治理部 第2回審理

2013年11月7日西新井教会で、地方会治理部による第2回審理が行われた。

治理部は第1回審理裁判の時、「ひとまず延期してほしい」と言う東京教会の求めに対し、口頭ではわかったと言っておいて、何の知らせもないまま欠席裁判を強行した。

第2回審理では、まず起訴内容を審理した後、林氏との対質尋問をする順序で進められた。

治理部はその構成そのものが、初めから公正な裁判になりようがないことの証明だった。

なぜなら、治理部が検事と判事の機能の両方を行使していたためだ。

ネット新聞のクリスチャン・トゥデイ紙に当時の状況が詳細に記述されている。

 

関東治理部、起訴に裁判まで…客観性や公正性は?

被告にかなりの不利益…起訴と裁判権は分離すべきでは[2013.10.12. 06:39]

最近、在日大韓基督教会関東地方会の治理部は、教団の母教会である東京教会で発生した長老選挙不正開票事件をめぐり、3名の長老が提訴と控訴した内容を調査した後、金海奎牧師に起訴状を送付した。今月7日には初審理も行われた。治理部は数回の調査を経た後、最終的に不正開票事件に対する公式的な判決を下すと思われる。

しかし、今回の地方会治理部の起訴と裁判の過程において、重い処罰(謹慎・停職・受餐停止・免職・除名)に対して客観性や公正性の欠如の可能性が見受けられる。つまり、治理部が起訴権と裁判権と言う2つの権限を持っているという点だ。

一般的に社会の法廷では検事が起訴をし、裁判所が判決をくだす。しかし、関東地方会の治理部は現在、検事と裁判所、両方の機能を持っているため、公正性と客観性を損なう権力組織となってしまっている。

総会の憲法委員会とも関わっている関東地方会のある重職者は今回の治理について、「実際のところ敏感なことで、どう解釈すべきか…治理部がどこまで権限を持てるのかについては規定はない。憲法にもない」と述べ「検事と裁判官を同じ人がやるようなものだ。被告としては、かなりの不利益を被る可能性が高い。そうだとしても、そのような常識は持っているから、みだりに起訴するとか起訴が行われるような方向にもっていくのは難しいことだ」とした。

また、彼は「起訴された人が不利益を被らないように配慮すべきである」としながら、「このようなことは初めてだから、実はこのように複雑で難しいことをどう解決するべきか…初めてのことだから教会で裁判を一般社会のように進行してもいいのか、又他に教会に相応しい裁判があるのか、判断に悩んでしまう」と語った。

しかし、起訴の意味を考えると、治理部の起訴権と裁判権は分離することが妥当だろう。起訴とは検事の捜査の結果、嫌疑が認められ、罪質が重く、被疑者を処罰する必要性があると思われた場合に裁判に回付するものだ。にもかかわらず、処罰の必要性を持っている起訴者が裁判まで行うとなれば、当然中立性は崩れてしまい、公正性が保障されない矛盾に陥ってしまうわけだ。さらに大きな問題は、すでに下された結論に向けて演繹的に事件を調査すると思われるので、客観的かつ中立的に判決を下すことを期待するのは事実上、難しいと言う点だ。

そして、前述の重職者が言うように、治理部の権限が憲法に規定されていないことも問題である。憲法に規定されていない権限(憲法46条治理会の権限:治理会は教会の平和と秩序を維持し、政治と(勧善懲悪)懲罰を実施する。格級の治理会は憲法の規定により規則を制定出来る。)を行使している現治理部が、個教会である東京教会に憲法に無い再信任制度を実施したとして不法行為という罪名をあげることを、信徒らはどう受けとめるのか疑問である。

今後、誰が見ても治理部が下した最終決定が尊重できるものであるためには、治理部の権限についての規定が必要であり、現在持っている起訴権と裁判権は分離すべきである。そうすることで、いかなる結果が出されようとも皆が受けいれられる客観性が保障されるであろうし、今後も尊敬される治理部となれるだろう

 

起訴内容の2番は金海奎牧師が総代を独断的に選定したというものだが、当初は一体何を根拠にこんな話が提訴状に含まれたのか、誰もわからなかったのだが、第2次審理で治理部長の金根湜牧師によって明らかにされた。

李明姫勧士と金英子勧士、そして李春姫勧士が総代名簿からもれていたというのだ。

しかしそれは、全く事実と異なる。

李明姫勧士と金英子勧士がどれだけよく嘘をつく人たちか、私たちはよくわかっている。金英子勧士は東京教会の総代として6月1日に地方会続会に出席している。総代名簿になかったなら、どうして総代として出席できようか?

2013年度地方会総代名簿(2013年度64回地方会総会資料より)

総代は教会員20人当たり1人の割合で、毎年、教会に登録した洗礼受洗者の数に比例して人数が決められ、牧師、副牧師、長老、按手執事、勧士、執事の順に人数を満たしていくことになっている。

総代を選ぶのは東京教会の慣例上、いつも新ロビーに名簿を掲載し、本人が各自出席の意思を○で表示すればそれを見て堂会書記が地方課に報告するという方法で行われてきた。

しかし実際には、総代候補になる人たちが気を付けず、名簿にきちんと○をつけないことがあるため、締め切りが過ぎても総代の数が不足した場合は、事務室で一人ひとり電話をかけて出席如何をたずねて、最終的に決定すると言うことになる。

もし、当事者が電話を受けずに話ができなければ、不参加として処理し、自動的に次の人の順番となるわけだ。

地方会の総会に出席することは、恵みであるべき牧師たちが互いに激しく反目し合う姿を見なければいけないということもあり、また、一日中会議に出なくてはならないというのも、あまり楽なことではないので、重職者たちが教会を愛する気持ちと責任感をもって、主に出席してきた。

2013年度の総代選定も、いつも通り行われた。しかし総代選定に関連して、金榮千長老が自分の妻である李明姫勧士の名前が抜けていると、村上長老に抗議した。しかし、それは誰かが意図的に外したのではなく、本人がリストに○をつけなかったためだ。

その年は、新任勧士が多数生まれたが、李明姫勧士もそのうちの一人だった。同じ時に新任勧士

となった李恵英勧士の場合は、当時按手執事だった夫に。自分が総会に出られなくなったので、自分一人で出ようと早々に○をつけていたのだった。

ところが、李明姫勧士の総代の件が問題になっていると聞いて、李恵英勧士がなんとなく申し訳ない感じがして、「李明姫勧士、私のせいで総代に入れなかったんですか?」と聞いた(なぜなら、李明姫勧士の方が李恵英勧士より誕生日が数か月早いからだ)。すると李明姫勧士は「いえ、いえ、私はその日はどうせ総会に出られないんですよ」と答えたそうだ。

そうだ。何の問題にもならない事だった。そのため、金榮千長老は、2回目も、3回目も裁判で証人として出席できなかったようだ。総代問題で証人として出たのは、朴栽世長老だった。つまり、これを問題にして起訴するようにしたのは朴栽世長老だったのだろう。

治理部ではこの事実を知らなかったようだ。ただ単に提訴者の話を聞いて確認もせずに信じて起訴したのだ。これが何の問題にもならないことを朴栽世長老は治理部に話さなかったので、治理部は3回目の裁判でも金榮千長老を証人としてたてたがった。

これは、証人として立った朴栽世長老や、提訴者である全三郎長老が、治理部を欺瞞したことにもなる。

金英子勧士は総代として出席して、投票まで参加しておいて、名前が無かったと嘘をついたり…、共謀しながらも互いに嘘を付き合ったり、何とも情けない姿だとしか言いようがない。

また、彼らがこの問題で提訴までするには、とりあえず最小限証拠が必要だ。その、3人が抜けている名簿を証拠に提示すべきだということだ。しかし彼らには証拠がなかったにもかかわらず、治理部はこれについて、金海奎牧師が独断で総代を選定したといって起訴までしている。

これは、どうにかして金海奎牧師を陥れようという目論見からつくられた提訴であり、起訴なのだ。

いずれにせよ。これまでの説明で、金海奎牧師の話が一度も出てこなかったように、金海奎牧師は総代の選定には全く関与していない。しかし、彼らはそうした根拠もない話で金海奎牧師に席にを負わせる提訴状を書き、治理部はそのまま起訴した。

先に公開した関東地方会続会の映像の中で、姜章植牧師が、4月29日に東京教会での定期総会のとき、東京教会の総代は堂会を通さず、担任牧師一人が独断で決めた総代を送ったという情報を聞いたと話している。姜章植牧師にそんなウソを言ったのは一体誰だろうか。

姜章植牧師のその発言部分を聞いてみましょう(1分22秒)

起訴項目4番「治理」すると脅したというくだりについて、「治理」という言葉が聞こえないことがわかると、金根湜牧師は「コピーなので音質が良くないから次は原本で聞こう、その単語がはっきりと出てくる」といい、そこは自分が責任を負うと豪語していた。

しかし後に、関東地方会から受け取った映像からは、金根湜牧師が責任を負うと言った部分は切り取られていた。

ところが、治理部はその単語が実際には出てこないことを確認しても起訴項目から削除せず、急きょ「処理」と言葉を変えてそのまま3次裁判で争った。

起訴内容そのものが事実ではないのに起訴をしただけでも処罰されるべき、重大な過失だが、彼らはこともなげに起訴項目を思うがままに変更し、金海奎牧師に罪を押し付けている。(第3回裁判で詳細説明)

第2回審理は、起訴項目の審理と林氏との対質尋問の形で3時間以上行われ、被告側には反論さえまともにさせないまま終了し、客観性・公正性の欠如した裁判だと非難された。

西新井教会で行われた関東地方会治理部の第2回審理の様子を映像で見てみよう。まず、起訴審理の部分だ。

次は林氏との対質質問だ。

第2回審理の時、治理部が林氏を呼んで金海奎牧師と対質尋問を行った。(ちなみに林氏は控訴状を作成した際、金海奎牧師が不正を指示したという内容は入れなかった。添付した陳述書に記録したと言っているが、その陳述書は今も公開されていない。)

ここで、私たちは「林氏の手紙事件」を思い出す必要がある。林氏が教会員たちの住所をこっそり入手して、約400人の信徒に、担任牧師を貶めるいい加減な嘘だらけの手紙を送ったのだ。

映像にあるように、林氏はぼそぼそと自分の書いた手紙を暗記するようにそのまま陳述した。

スライド映像で林氏の手紙を見ながら陳述を聞いてみよう。(林氏の供述部分のみ編集)

こうしたおかしな陳述を聞きながら、裁判部では、それを制したり咎める人はひとりもいなかった。また、林氏の主張を覆すほど重要な被告金海奎牧師の質問(実際に混乱させたのかききたいです)について、裁判部は林氏に答えを要求せず故意にやり過ごした。

それだけ裁判内容も進行もでたらめだったので、あまりにも非常識な点が多すぎていちいち列挙もしきれない。第2回審理について、詳細を載せているクリスチャン・トゥデイ紙の記事を添付する。

「不正選挙指示なかった」、金海奎牧師証拠提示

治理第2回裁判開催、治理部長老はタバコも…[2013.11.09.01:39]

7日、在日大韓基督教会関東地方会治理部第2回審理裁判が西新井教会で開かれた。裁判はやはり非公開で進められ、1次審理裁判には出席しなかった金海奎牧師が被告人として出席し、起訴内容に対し一つ一つ反論した。

 夜7時から始まった裁判は10時を廻ってから終わった。まず、全三郎・金日煥長老の提訴の件について、およそ1時間20分かけて審理が行われ、続いて林栢生長老の控訴の件でおよそ1時間30分位の対質審問が行われた。

 裁判は主に治理部が送った起訴内容に基づいて進められた。治理部は6つの起訴事実を一つ一つ確認し、これに対して金海奎牧師に反論や弁論の機会を与えた。裁判の中で治理部は必要に応じて起訴内容の根拠として準備した録音ファイルを提示し、金海奎牧師は自分で直接発言したり、証人を申請して反論したりした。

裁判では、より客観的で公正な証拠資料の確保が必要である。参観者によると、起訴内容の根拠として治理部が提示した録音ファイルが、当該起訴内容を普遍的な状況で確認するのが困難なため抗議され、明確な確認のため裁判の映像ファイルを提供してくれるよう要請したが、提供はされなかった。また、控訴状にも無い内容について被告人を訊問するなど、治理部の偏向的な裁判意図を如実に表した。結局、あらかじめ決められた結論に沿って演繹的に事件の調査を進めているという疑問を晴らすことは出来なかった。

東京教会のある参観者は「裁判長が『これが録音資料だ。録音したものがある。(金海奎牧師)が治理するという内容(起訴の原因事実4番関連)がある』と言いながら、その音声を流した。しかし、どこにも「治理する」と言う内容が出てこなかった。裁判長が確認もせず、起訴したのだ。」と批判した。また別の参観者は治理部に対し、「虚偽の証拠を提出したことに責任を取るべきだ。」と強く抗議した。東京教会側は治理部の方で撮影して後で提供すると約束した裁判映像を、改めて確認する意味で提供を求めたが、結局受け取ることはできなかった。(起訴の原因事実4番:被告人は2013年4月28日午後3時地方会総会の東京教会の所属総代らを召集し、総代の中で東京教会の公同議会の決定に従わない言動をする人は堂会で治理をすると脅かした。これは良心の自由を約束している総会憲法第1条を違反するものである。)

 これに対し、全三郎長老は記者との電話で、起訴原因事実4に関連し、裁判部が提示した録音ファイルに「治理する」と言う「言葉がある」と確信していた。彼は「録音機の録音の音質が悪くて治理と言う言葉が聞き取りにくい状態だったようだ。だから、明確に治理と言う言葉があったと聞いた。」と話した。また、「私が提訴した6つの事項は全部事実だ。牧師は不正を行っている。全部事実だ。なぜなら、事実でないことに対しては提訴はしない。その証拠も一緒にある」と言った。

林栢生長老の控訴の件については、対質審問の形で進められた。金海奎牧師は治理部が控訴状にも無い内容で「一つの目的」を持って攻撃をしていると抗議した。「林栢生長老の控訴状には『金海奎牧師が不正を指示した。だから控訴した』という内容はない。(しかし、治理部は)しきりにその話を持ち出してくる。目的を持って執拗に一人の人を攻撃しているのだ。」と述べ、「控訴状にあることに対してのみ審理を行うべきだ。控訴状にも無いことを聞き続けるから…彼らの話では、林栢生長老の個人の陳述書にはその内容があると言うけれど、確かなことで、やましくなければ控訴状に書くべきではないか。(治理部は)陳述書にあるし、他の長老の提訴状にもあると言いながら、その話にばかり焦点を合わせようとする。それは穏当ではない」と抗議した。

金海奎牧師はまた、選挙不正指示の有無についても客観的な証拠資料があるとした。彼は「二人の間で起きたことだから、(二人が)両方ともやってないと言い逃れるならそれまでだが、客観的な証拠(公同議会で発表された表)がある。教会に根強いグループ間の葛藤がある。教会内部の恥部だから、全部話すことは出来ない。信徒たちが(この表にある)二人の名前を見れば、担任牧師が指示していないことはすぐわかる。それが最も明確な証拠だ。本人たちも皆知っている」と強く主張した。

これについて、林栢生長老は記者との電話で、控訴状に不正の指示に関する内容を入れなかったのは「事実」だとした。理由は「陳述書にある事件の経緯に金海奎牧師と対話した内容がそのまま記述してある。それをもって代えたのだ」と言った。控訴した内容で調査をするのだから、控訴状にその内容を入れるのが重要ではないかと聞くと、「初めてのことだし、どこから諮問を受けて書いたものではないので、そんな手落ちがあったようだ」と答えた。そして、金海奎牧師が指示したと言う内容に関しては、「陳述書、そのまま」とし、「金海奎牧師もそのまま覚えていらっしゃると思う」とした。

林栢生長老は金海奎牧師が提示した証拠に対しては「それが証拠だとは思わない」と言った。理由は「それを見たこともないが、そう言うならそうなのかぐらいに思った。私は、それは証拠にはならないと思ったので、何も発言しなかった」と言った。逆に、林栢生長老が金牧師の不正の指示を証明できる資料があるかという質問には「無い」と答え「親しい間柄だったから、やれと言われ、はいと言う感じで、証拠なんて無い」と言った。

 記者は治理部の立場を聞くため、裁判終了後、治理部部長の金根湜牧師(ハンサラン教会)に何度も裁判について尋ねたが、何も答えず、顔も合わせなかった。

 一方、裁判後には治理部部員として信仰の模範を示すべき、ある長老(Y教会、関東地方会役員)が西新井教会の正門で全くはばかることなくタバコを吸うという、唖然とする様子も見られた。地方会の100人以上の総代隊の代表格として選ばれた役員が、気教会の正門前でタバコを吸うとは…、これこそ治理を受けるべきことではないだろうか

 

〈参考:林氏が約400人の信徒に送った手紙〉


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